
Youtubeでもヒロセ通商の今回の決算分析を放送しています。
決算後に大暴落したコーア商事
2月8日の第2四半期決算で下方修正を発表したコーア商事の企業価値を計算します。
株価は決算後の翌日にー10%売られ株価は現在800円を付けています。
ちょっと売られ過ぎなのではと思いきになったので株主価値を再計算してみました。
コーア商事の理論株価を計算
1.事業価値(単位:百万円)
1300×10=13,000
2.非事業資産価値
現金 | 5,181 |
売掛金 | 3,760 |
土地 (7割引き) | 531 |
有価証券 | 93 |
※貸倒引当金-9
合計9,556
3.総負債:7,954
コーア商事の理論株価は1474円
1.事業価値 13,000
2.財産価値 9,556
3.負債 7,954
1+2-3=14,602 ÷ 発行済み株式数=1474円
これは現在の株価からすると84%の伸びしろがあるということになります。
現在のコーア商事は不正疑惑&下方修正で過度に売られているという印象を持っています。
なのでこのまま決算までに再度下方修正などがなければ株価は見直されるのではないでしょうか?
少なくともここから下がるようなリスクはもうないのでは?と思います。
蔵王工場の稼働でどれだけ売り上げが伸ばせるか
10月に稼働した蔵王工場ですが、10-12月期の3か月間で売上高が2017百万円となっています。『マキサカルシトール静注透析用』は増産体制が整い好調の様子ですが、『炭酸ランタンOD錠』が想定外の受注減のようで売上高を100百万円下方修正しています。
得意先である日医工さんは下方修正などはなく、今期は増収減益予想ですが、第三四半期までは進捗良く進んでいますのでこのままの巡航速度ならばそれまでリスクは高くはないのではないでしょうか?